藤田嗣治の絵画 『パリの屋根の前の少女と猫』を販売 買取

　この作品は第二次世界大戦後10年経った1955年に描かれました。少女の後ろにある煙突から立ち上る煙は、人々の暮らしが平和に戻りつつあることを表しているのでしょうか。

　 特に目を引くのは少女の後ろにいる猫。抱かれた仔猫の母親か、あるいは父親なのでしょうか、心配そうに仔猫を見つめているようです。またどのような体勢でそこに居られるのか、とても興味が湧いてきます。

　フランスの伝統的なリトグラフ技法を受け継ぎ、最高の技法を今なお残すパリのIMPRIMERIE CLOTBRAMSEN & GEORGESにより、藤田嗣治の名作が忠実に再現されました。

　作品の裏面には藤田嗣治が使用していた落款が押印され、ADAGP承認のもと押印されています。