1937年の記念作品「ゲルニカ」をはじめ多くの連作を出し、「画家とモデル」の連作、晩年は「エロチカ」のシリーズへと常に新たな発展を続け、20世紀美術の多様な展開の中で活躍した最大の画家である。 油彩のほか、版画、陶器、彫刻、シナリオと、その多彩な仕事の一つ一つにピカソ固有の芸術を実現した。ピカソの版画はその長い生涯のうちに数千を数えられるが、特に名作とされているのが「貧しい食事」、「ミノトーマロシー」など他に多くある。リノカットの彩色版画も有名である。 エッチングの話題作も多く、「画家とモデル」「エロチカ」などがある。